沖福連 家族大会2025

支えるから、共に生きるへ―
精神科病棟をなくした町の挑戦
 土地には土地ごとの歴史があり、課題があり、美点がある。
 沖縄戦の影響は、基地問題や戦争PTSDといった直接的なものにとどまらず、文化や暮らしを今も揺るがしている。長寿世界一を誇った食文化がアメリカナイズされたこともその一例だし、戦時下で破壊された鉄道路線が復活しなかったこともそうだ。
 さらに現在、沖縄はアルコール依存、高い一人親率、子どもの貧困、教職員の精神疾患や休職増加、高い失業率、若年層の県外流出、観光依存による産業の不安定さや低所得など、数々の課題を抱えている。
 もちろん沖縄には、これらを上回る固有の素晴らしさが数多くある。しかし未来に向けて「よりよく変わる努力」は、その美点をもう一度輝かせる契機ともなるはずだ。

 愛媛県愛南町は、かつて町の存続が危ぶまれるほど深刻な危機に直面していた。2004年の大企業工場撤退で失業者があふれ、少子高齢化が町を急速に衰退させていった。
 そうした中、町の精神科「御荘病院」は2016年6月、すべての病棟を閉鎖し「御荘診療所」として再出発した。これは精神科医と仲間たちの、地域が生き延びるための覚悟を決めた挑戦だった。
 人口減少と高齢化という構造的課題に対し、精神科医療の転換を地域再生の第一歩とした愛南町の試みは、私たちに大きな示唆を与える。
 地域の医療や福祉が、単なる支援にとどまらず、地域社会そのものを変える力になり得るのか。——“地域”とは何か、そして“いきる”とは何かを、いまあらためて考えたい。
2025.10.18(土)
14:00~16:45 (13:30開場)
シャボン玉石けんくくる糸満・大ホール
(糸満市潮崎町1丁目1番2 [糸満市役所となり]
大会テーマ
『“地域”と、“いきる”』

講演:長野敏宏氏(御荘診療所・所長 精神科医)、
   田上純一氏(同・作業療法士
『愛媛県愛南町の取り組みについて(仮)』
(キーワード:人口減少と高齢化が進む町、精神科病棟の閉鎖と診療所への転換、医療の変革と地域再生、共に生きる町)
<対象> 興味・関心がある方ならどなたでも
<参加費> 無料
<申込> 事前申込は必要ありません

※イベントの内容は変更される場合があります。
あらかじめご了承ください。

寄付金のお願い

 当事業は、「赤い羽根共同募金」の助成を活用するなどできるだけの工夫をして行なっておりますが、団体としての自己負担も少なくありません。
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